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100円割引
観覧料
企画展 一般・大学生 100円割引
特別展 一般・大学生 200円割引
*他の割引券との併用不可
*会計前にご提出をお願いします。(会計後のご利用は不可)
*クーポン1枚につき5名様まで有効
営業時間、料金、クレジットカードが使える場所・内容など、予告なしに変更される場合があります。
必ず、ホームページ参照、又は、直接、ご利用施設へお問い合わせお願いします。
水曜日(祝日の場合開館し、翌日休館)
12月29日〜1月2日
AM9:00〜PM5:00
大人・大学生¥700
中高生¥300
小学生¥250
<特別展>
大人・大学生¥1,000
中高生¥400
小学生¥300
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文久3年(1863年)、奥方のために建てられたこの建物は当初、巽御殿と呼ばれました。金沢城から見て巽の方角(東南)にある事、京都の鷹司家が辰巳殿と呼ばれていた事にちなんで、こうした名前がつけられました。
前田家13代齊泰は12代奥方に対して、細やかな心配りに満ちた優しく雅な空間を造りあげています。階下の材には紅い漆を用い・壁は土を使わず紙貼りとしました。その上に金や雲母を用い雲や有職の文様が施されています。さらに障子の腰板には様々な愛らしい絵が描かれていて(蕨(わらび)・土筆(つくし)・蒲公英(たんぽぽ)・水仙・万年青(おもと)・菫(すみれ)・蝶・亀など)御殿を春の色に彩っています。小鳥の絵が描かれたオランダ渡りのギヤマン、「謁見の間」の極彩色の欄間や「群青の間」を代表とする階上の鮮やかな色壁など、豊かな彩色はこの御殿の大きな特色です。
御寝所の「亀の間」は「万年青の縁庭園」に面しています。そこには樹木で表現された大きな亀が置かれ、心安らぐ水音とともに奥方の眠りを守っていました。繋がる「つくしの縁庭園」は御居間である「蝶の間」に面しています。約20mの長いつくしの縁には柱が1本も無く御部屋からの眺めに配慮され、また、ここでは小鳥を愛でるために水音は消されています。
階上は趣きが一変します。階下と異なり白木を用いているのですが、一方さまざまな色壁を大胆に用いています。また天井の意匠を部屋ごとに変え、木の杢目を駆使した極めて斬新なものです。